Masters of Sound Juri Edwards (エドワーズ壽里)

エドワーズ壽里が主宰する「IGNITE YOGA」は、一生懸命「今」を生きる人々が生活に取り入れやすい、モダンスタイルなヨガであり、東京、原宿にスタジオを構えている。「IGNITE YOGA」は、あらゆるライフスタイルにフィットするよう、すべてのプログラムが一時間で構成されており、より効率よく現代的にしながら、ヨガだからこそ得ることができる⼼と体への効果や、マインドフルで充実したライフスタイルを⼤切にしている。「IGNITE YOGA」において、音楽とそれを流すスピーカーの重要性は著しい。「IGNITE」には「火を灯す」という意味がある。音楽と共に気持ちよく身体を動かし、ストレスやネガティブなエネルギーから解放され、もう⼀度⾃分の本質と繋がり自分の心に火を灯す。その音楽をどのようにセレクトし、ヨガに取り入れているのだろうか。

「一般的なヨガクラスでは、ヒーリングミュージックを流しますが、私たちは様々なジャンルの音楽を流し、インストラクターの性質を活かすことを重視することが「IGNITE YOGA」の良さだと思っています。なぜなら、そこに個性を生み、クラスのエネルギー作りとなっているからです。ゆっくりとした動作から始まり、時間が経つに連れてアクティブになっていくことで、エネルギッシュになっていきます。音楽を使った一体感を大切にしているので、そういった意味では、私の中では音は必要不可欠です。」

大学時代にアメリカ、カリフォルニア州に住んでいた頃、現地ではヨガが流行り始めており、自身も運動不足の解消を目的にヨガを始めたというエドワーズは、その後ハワイに拠点を移したことで、ヨガとの関わりに変化が起きたと話す。

「そもそも身体をアクティブに動かすことがハワイのライフスタイルの主流だったので、マラソンに出場したり、トライアスロンをしたり、大好きなサーフィンをやりながら、波のない日にはヨガに行く機会が増えました。それで、より日常に溶け込んでいきました。ある時、ヨガの奥深さを体感したいと思い、200時間のティーチャートレーニングという養成講座を受けました。その後2年程の期間を空けて、私が講師を務めることになるヨガスタジオがオープンのタイミングだったので、オーディションに受けて合格し、クラスを持つことになったのです。」

今尚、最前線で明るく、ポジティブに、柔軟性を持ってヨガに取り組んでいるが、あらゆる音楽を流そうと思ったきっかけには、意外な理由があった。

「今では信じられませんが、人前で話すことが苦手でした。当時から英語を話すことはできたのですが、細かいニュアンスを伝えるには母国語である日本語の方が当然伝えやすいですよね。そのため、英語でヨガを教えることに対して、苦手意識があったのですが、クラスを持つことになり、緊張してしまうので、どうしたら自分らしくヨガを教えることができるかな、と考えた時に、行き着いたのが音楽でした。ビート強めのハウスやヒップホップを流したりして、そこで所謂ヨガっぽくないクラスの雰囲気作りを心がけました。それに合わせて、少しだけフィットネス寄りにしたりなど、アクティブに動くスタイルを取り入れていきました。」

クラスでの評判は上々で、受講者は楽しむだけではなく、「今日流した音楽は何?」というヨガだけではないコミュニケーションツールとして、彼女に自信と独自のスタイルを与えた。

「当初はこんな音楽を流して大丈夫かな、とか激しすぎないかなと躊躇していたこともありました。14,15曲を選曲する中で、チャレンジングなセレクトは2,3曲だけだったのですが、今はオープンに色々な音を流しています。気をつけていることは何かを連想させるような音楽は流さないことだけで、あとは自由。イメージと気分を大事にしながら、曲順を構成していきます。教え始めた頃は、今よりも緻密に、この曲は何分何秒だから、この動きに当たるなと考え込んでいたのですが、今はもっと臨機応変に、実際の雰囲気と合わないなと思ったらその場で曲を変更することもあります。」

そしてKEFのLSXIIワイヤレススピーカーについてはこう話す。

「声と音楽のバランス感を踏まえると、スピーカーは非常に大切です。声と音楽のバランスがナチュラルにシンクロし、部屋中を包み込むような一体感が生まれたらと思い、拘っています。KEFのLSXIIワイヤレススピーカーは、音質はもちろん素晴らしいのですが、特に私はこのデザインがとても気に入っています。スタジオには多くのインストラクターが在籍していて、みんながスピーカーに繋ぐので、シームレスにエアープレーできることも大きなポイントです。愛用しています。」

最後に、自分自身とヨガと音楽の関係について少し考え込むと、「音楽はそもそも日常を豊かにしてくれると思います。その中でヨガのクラスの時に流すことも同じで、集中することができたり、音楽を流すことで気分を高めることができる。その時々で流す音楽が違っていたり、好みが違ったり、その時の自分を体現していると思いますので、ヨガと音楽を掛け合わせることが私の自己表現になっていると思います」と語った。

終始、笑顔で自身の考えを語ってくれたエドワーズは、これからもKEFのスピーカーから流れるビートのように強く柔らかく、前向きに自身が構築したヨガスタイルを世界中に発信していく。

Juri Edwards (エドワーズ壽里)

ヨガ講師 / 起業家 / ウェルネスキュレーター / IGNITE YOGA 創設者

東京生まれ。カリフォルニアの大学を卒業後ハワイへ移住。lululemonの日本法人の立ち上げを任され日本へ帰国。その後東京・原宿と下北沢にIGNITE YOGA STUDIOをオープン。現在では活動の拠点を海外に広げている。

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